各務原市議会 2019-12-16
令和 元年12月16日経済教育常任委員会−12月16日-01号
1 番 古 川 明 美 君
2 番 水 野 岳 男 君
3 番 黒 田 昌 弘 君
4 番 塚 原 甫 君
5 番 小 島 博 彦 君
6 番 指 宿 真 弓 君
7 番 杉 山 元 則 君
8 番 永 冶 明 子 君
9 番 五十川 玲 子 君
10 番 大 竹 大 輔 君
11 番 岩 田 紀 正 君
13 番 瀬 川 利 生 君
14 番 仙 石 浅 善 君
15 番 水 野 盛 俊 君
19 番 吉 岡 健 君
20 番 川 嶋 一 生 君
21 番 池 戸 一 成 君
22 番 岡 部 秀 夫 君
〇説明のため出席した者の職氏名
副市長 磯 谷 均 君
副市長 小 鍋 泰 弘 君
企画総務部長 植 田 恭 史 君
次長兼
企画政策課長 大 矢 貢 君
財政課長 倉 持 庸 二 君
産業活力部長 中 野 浩 之 君
次長兼
商工振興課長(
航空宇宙博物館運営推進室
長
事務取扱) 前 田 直 宏 君
次長兼
産業政策室長 片 桐 祐 子 君
農政課長 小 林 由 孝 君
会計管理者 尾 関 浩 君
教育長 加 藤 壽 志 君
教育委員会事務局長 横 山 直 樹 君
次長兼
総務課長 永 井 聡 君
学校給食センター所長 井 上 裕 二 君
学校教育課長兼
教育センター所長
佐 藤 幹 彦 君
スポーツ課長 飯 沼 利 行 君
監査委員事務局長兼
選挙管理委員会事務局長兼公
平
委員会書記長兼
固定資産評価審査委員会書記
苅 谷 直 文 君
〇職務のため出席した
事務局職員
議会事務局長 村 井 清 孝
総務課長 奥 村 真 里
総務課主幹 河 瀬 憲 政
主任主査兼
議事調査係長 五 島 竜 一
主任書記 阿 部 起 也
主任書記 横 田 直 也
書 記 河 手 美 季
───────────────────────────
(開会) 午後1時30分
○
委員長(
坂澤博光君) ただいまから
経済教育常任委員会を開会いたします。
今期定例会に審査の付託を受けました各案件について、
議案付託表に基づき順次審査願います。
発言は、
委員長の許可を得て、一問一答形式により順序よく発言願います。
なお、最初に申し上げておきますが、質疑をする際は、資料のページを示してから発言ください。また、発言は簡潔明瞭に願います。
初めに、議第46号を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
◎次長兼
総務課長(永井聡君) それでは、議案書は8ページから9ページをごらんください。
新旧対照表につきましては、5ページをお願いいたします。
議第46号
各務原市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。
今回の改正は、来年度から市内全ての小学校で2学期制が導入されることに伴い、
放課後児童クラブの
料金区分を一部変更するものでございます。
新旧対照表をごらんください。
改正前では、第9条第3項第1号のウの中で、8月の利用料について
括弧書きで「(3学期制の小学校に就学している児童にあっては、月額8000円)」とございますが、改正後はそれがなくなり、一律の料金となります。
また、第3号につきましては、
料金区分は変わりありませんが、3学期制がなくなったことから、簡潔明瞭になるようあわせて改正いたしました。
この条例は、令和2年4月1日から施行いたします。
説明は以上です。
○
委員長(
坂澤博光君) 以上で説明は終わりました。
これより委員の質疑を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」との声あり)
○
委員長(
坂澤博光君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を許します。
討論はありませんか。
(「なし」との声あり)
○
委員長(
坂澤博光君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
おはかりいたします。議第46号を原案のとおり可決すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
委員長(
坂澤博光君)
挙手全員であります。よって、議第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第55号を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
◎次長兼
総務課長(永井聡君) それでは、議案書は31ページをごらんください。
議第55号 公の施設の
指定管理者の指定についてでございます。
これは、令和2年3月31日をもって現在の
指定管理期間が満了する
各務原市民プールについて、
指定管理者として
株式会社愛知スイミング、
代表取締役 鈴木綱次を指定するものでございます。
指定の期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となります。
説明は以上でございます。
○
委員長(
坂澤博光君) 以上で説明は終わりました。
これより委員の質疑を許します。
質疑はありませんか。
◆委員(
波多野こうめ君) 引き続き
指定管理者制度でいくというふうに決定をしたわけですけれども、その理由を明らかにしてください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君)
指定管理にした理由ということでよろしかったですかね。
◆委員(
波多野こうめ君) ちょっと聞き方がまずかったかもしれないんですけど、
指定管理にしていくかどうかということについて検討はされたんでしょうか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) してございません。
◆委員(
波多野こうめ君) 今回、1者が応募をされたということはお聞きいたしましたが、この募集の方法、あるいはその募集の条件みたいなものはどういうものか教えてください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 募集につきましては、施設の種類とか性質を踏まえまして、今回、緊急時に迅速かつ適切な対応がとれるよう、岐阜県または
愛知県内に本店もしくは支店を有すことと、現にその両県で警備業、プールの場合は
警備業法が指定されています。警備業を営んでいる
事業者といったものと、あと近年施設の
所有者等の委託を受けて清掃ですとか、
空気環境の測定等、建築物内の
環境衛生上の
維持管理の業者が増加しておりまして、これら
事業者の資質の向上が建築物の
衛生的環境を確保する上で重要であると考慮しまして、
厚生労働省認定建築物環境衛生総合管理業の認定を受けている
事業者といったことをしております。
募集の方法につきましては、
募集期間を
令和元年9月1日から9月30日までの1カ月とし、公募をしております。
◆委員(
波多野こうめ君) この
公募期間ですが、1カ月ということで、この1カ月の間に多分仕様書みたいなのをつくって応募しなきゃいけないのか、ちょっとその辺はわからないんですけれども、期間としては十分であるというふうに考えられますか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 期間につきましては、
指定期間の
終了年度はあらかじめわかっているもんですから、周知に関しては既に十分な期間が確保しているというふうに考えます。
◆委員(
波多野こうめ君)
愛知スイミングさんはよくわかっていらっしゃるんだと思うんですが、ほかの企業の方についてもそのように考えますか。
○
委員長(
坂澤博光君) それはもう、それ。直接県に聞いてください。
◆委員(
波多野こうめ君) 今回のコースですけれども、まず
航空宇宙博物館でスタートして
グリーンスタジアムでゴールということだけははっきりしているんだと思うんですけれども、そういったことを決定するのはどこでしたんですか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 東京2020
オリンピック組織委員会が決定しました。
◆委員(
波多野こうめ君) それで、そこが決定をするに至るまで、
各務原としてはこういう候補地がいいんじゃないかとか、そういう議論はされたんでしょうか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 当然、ここに至るまでについてはいろんなコースについて、岐阜県を含め協議をしてきております。
◆委員(
波多野こうめ君) ちょっと今の答弁、よくわからんのですけれども、要はどういう形で議論をしてこの場所に決まったのかということなんです。
例えば4月5日といえば、桜まつりの真っ最中じゃないですか。桜も美しく咲き誇るときだというふうに思うんですよ。なぜそういうところが選ばれていかないのかというのも思うので、どういうふうに議論をしてここになったのか聞きたいんです。
(発言する者あり)
○
委員長(
坂澤博光君) ちょっと範囲を超えるみたいなので、それ以外はないか。
◆委員(
波多野こうめ君) では、最初のどのように議論をしてここに決まったのかということについてお答えください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君)
岐阜県内を11カ所2日間で回りますので、それぞれの市においてどのぐらいの距離を走ることが妥当なのかを岐阜県や
組織委員会などと協議をしながら、もうすぐ発表される
詳細ルートに決定いたしました。
◆委員(
波多野こうめ君) そのルートを決めるのに、例えば市民の意見とかそういうのは反映させる余地はなかったんですか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) ございませんでした。
◆委員(
波多野こうめ君) 先ほども議論がありましたけれども、この詳細に関しては発表ができないという今の時点であるわけなんですけど、私たちとしてはこの金額が妥当なものなのかどうかというのを判断をするのに、どこのところの支障木があるのかとか、どこの自販機が隠さなきゃいけないんだとか、そういうことがわからない状態の中でこの予算を決めろというのは、ちょっと無鉄砲じゃないかなという気がするんです。
この予算の提出の時期なんですけれども、それは3月議会に出しておっては間に合わないんだろうというのは理解できるんですけれども、だけど、まだ発表がされる前、どこを走るのか、どのくらい走るのかということもわからない中で決めなければならないというこの予算の出し方について、これがどうなのかということなんですけれども、例えばいつ発表されるかわかりませんけれども、詳細が発表されてからこの12月議会中に追加で提出をするとか、そういうことにはならないのか説明してください。
○
委員長(
坂澤博光君) ちょっとそこまで、範囲を少し超えているような気がするんですけど、この補正予算の中身で。
不確定要素がある中でもやっぱり進めないといけないので、わからんから決められないではなくて、だから概算という形で決めてあると思うんですけどね。それはちょっと了承してもらわないといかんわね。
◆委員(
波多野こうめ君) 違う方法があるんじゃないかということですよ。
(発言する者あり)
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 先ほどもお答えしましたが、現時点で予定されている
ルート詳細等については全て把握しておりますが、
組織委員会との調整中の内容といいますか、
組織委員会が公表するまでは各自治体での公表は控えるよう全国統一的に指示されておりますので、御理解いただきたいと思います。
◆委員(
波多野こうめ君) 5ページの債務負担行為の補正です。
まず、小学校教師用の教材書・
指導書購入事業というのがありますけれども、来年度から新しい教科書になるということからなわけですけれども、金額的には結構かかるんだなというのを再認識いたしましたけれども、この積算根拠をお示しいただきたいと思います。
◎
学校教育課長兼
教育センター所長(佐藤幹彦君) 来年度から御存じのように新学習指導要領が全面実施されることから、この指導書購入冊数等につきましては、10月1日現在の来年度の普通学級数、それから特別支援学級数、それに伴う教員数ですね。それを積算根拠にしております。以上です。
◆委員(
波多野こうめ君) 幾つですか。何人分ですか。
◎
学校教育課長兼
教育センター所長(佐藤幹彦君) 根拠としました普通学級数は、小学校246普通学級数、それから特別支援学級は47学級ですが、これは今年度、
令和元年度の特別支援学級数に準拠して計算しております。
あとは、それが全て先生がその数ということであれば、ですので、300弱ぐらいですよね。という人数です。
◆委員(
波多野こうめ君) 英語の授業も新しく加わることによって、その教科書だとかというのもふえてきているんだろうというふうに思うんですけれども、デジタル教科書の購入についてはどうなんでしょうか。
◎
学校教育課長兼
教育センター所長(佐藤幹彦君) 今の債務負担行為の金額とは全然関係はないんですが、デジタル教科書のほうの購入もお願いをしておるんですが、こちらの金額の中には入っていません。
◆委員(
波多野こうめ君) 次のKETの
配置事業についてですけれども、これも英語の授業が始まることによって、どういうふうに連携をしていくのかわかりませんけれども、その影響はあるんですか。
○
委員長(
坂澤博光君) 連携というのは何と何の連携ですか。
◆委員(
波多野こうめ君) 英語の授業が始まることによって、そのKETの配置をしている人たちが連携して事業をやるとか、そういうことを。
○
委員長(
坂澤博光君) KET間の連携ということなの。
◆委員(
波多野こうめ君) KETと、その教科としての教師との連携があるのか。
◎
学校教育課長兼
教育センター所長(佐藤幹彦君) 英語の授業が始まるというよりも、現在もKETの授業は行っておりまして、今回、契約が今年度末で切れるということから、次年度、新たに契約をお願いするという形でございます。
ですから、KETと現場の学校の先生とのチームティーチングによる英語の授業というのは今までと同様にしながら、さらに充実させていくということで、今回計上させていただいております。以上です。
◆委員(
波多野こうめ君) 人数は、変化はありますか。
◎
学校教育課長兼
教育センター所長(佐藤幹彦君) 5・6年生の英語が教科化に来年度からなりますので、そういった点からカバー率といいまして、授業にKETが入る率を少し上げるということで、現在12名のKETをさらに3人増員して15人ということで授業に入っていただける時間数をふやして計上させていただいております。以上です。
◆委員(
波多野こうめ君)
学校給食センター調理業務等委託事業についてですけれども、3年間とされたわけですけれども、この理由は何か教えてください。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 3年間に決めた理由でございますが、委託期間につきましては、調理員の安定性等を考えますともっと長期にすることが望ましいんですが、現在、市の児童生徒数が減少傾向にありますので、そういった食数の減少もあります。
そういったことに対応しやすいように3年間というふうにしたものでございます。
◆委員(
波多野こうめ君) 新年度から緑苑小学校が学校給食センターへ移行をするということなんですが、その理由は何ですか。
◎次長兼
総務課長(永井聡君) 学校給食センターの余力が生じましたので、その部分で受け入れ可能な学校として緑苑小学校を選択させていただきました。
◆委員(
波多野こうめ君) それで、緑苑小学校がふえることによる負担増は幾らなのか。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 緑苑小学校がふえることで、そこの配送に要する経費、調理に要する経費、それから配膳に要する経費、洗浄に要する経費がありますけれども、それを学校だけで算定することができませんので、その費用を出すということはちょっとできません。
◆委員(
波多野こうめ君) そうすると、全体として幾らぐらい前回と比べて、ふえたり減ったり、どっちかわかりませんけど、しているのか教えてください。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 前回の予算では、3年間で債務負担行為の分と予算の分を合わせまして5億6939万6000円で、今回の債務負担行為は3年間で6億6132万9000円ですので、9193万3000円の増額となっております。
◆委員(
波多野こうめ君) この委託費のほとんどが人件費というのが多いと思うんですけれども、この人件費についてはどのように見込まれているんでしょうか。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 人件費につきましては前回よりも上がっておりますけれども、これは業者見積もりで積算しております。
◆委員(
波多野こうめ君) 新しい業者になるかもしれないということになるわけですけれども、ならし期間みたいなのは設けるんですか。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 契約期間は来年の8月1日からになりますので、給食が実際に開始されますのは夏休みが明けました8月の終わりになりますので、その1カ月間が習熟期間となります。
◆委員(
波多野こうめ君) そうすると、実際に給食をつくるという工程は経験をしないまま本番に入っていくということになるわけですけれども、6000食近い食事をつくるわけですので、かなりの経験とか熟練が求められることではないかと思うんですが、その辺はそういう現実的なことをやらなくても大丈夫ということでしょうか。
◎
学校給食センター所長(井上裕二君) 習熟期間の間に500食程度の給食をつくりなさいという、そういうことを設けております。
さらに、実際に給食業務を行っていただく調理員に関しましては、こういった給食業務を経験している方を半数以上にするようにといった仕様書も設けまして、新しく業者がかわった場合であっても安全・安心な給食ができるようにということで仕様書のほうで定めていくということを考えております。
◆委員(
波多野こうめ君) 次の
市民プール運営管理事業についてですけれども、これも5年間というふうにされたわけですが、この理由は何か説明してください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君)
指定期間が短過ぎると
事業者の経営能力が十分に発揮されない可能性があるですとか、安定した事業運営、安定した雇用の確保という観点でも
指定期間は5年が好ましいということでしております。
◆委員(
波多野こうめ君) 2億6250万円が5年分ということなわけですけれども、この金額は前回と比較してどう違っているのか説明してください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 前回と比べますと、2835万円の増加となっております。
◆委員(
波多野こうめ君) プールの利用者数というのが近年の猛暑というようなことから減少しているのではないかと思うんですけれども、この利用料も含んで運営をしていくということになるわけですけれども、その利用料についてはどういうふうに見込んでこの管理料を決めたのか教えてください。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 5年間の利用料金の収入予算ですが、2億8790万円の提案をいただいております。
◆委員(
波多野こうめ君) これは、
自主事業も含まれての金額ですか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) 教室等の
自主事業の収入につきましては、1億3700万円ほどの予算をいただいております。
◆委員(
波多野こうめ君) わからへんかった。
利用料の収入が2億8790万円でそれに
自主事業が1億3700万円プラスということでいいですか。
◎
スポーツ課長(
飯沼利行君) はい、そのとおりです。
○
委員長(
坂澤博光君) いいですか。
◆委員(
波多野こうめ君) はい。
○
委員長(
坂澤博光君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を許します。
討論はありませんか。
◆委員(
波多野こうめ君) 議第40号に対して、当
委員会に付託された案件について
反対討論を行います。
まず、
社会体育振興費負担金についてであります。
東京オリンピック聖火リレーに要する費用として、
各務原市
聖火リレー実行委員会への負担する費用ということです。
東京オリンピックの是非はともかくといたしまして、聖火が
各務原市内を走ることは多くの市民が楽しみにしていることであると思いますし、一生の思い出にもなる事業です。
今回、予算計上されました638万4000円、9月議会に岐阜県に対する
負担金271万8000円が承認をされて、あわせて
東京オリンピックの
聖火リレーへの
負担金は約900万円です。
どこのコースをどれだけの距離走るのかも明らかになっていないまま、
負担金の根拠も納得できるものではありません。また、岐阜かかみがはら
航空宇宙博物館をスタート、岐阜県
グリーンスタジアムをゴールはどのように決められたのか、桜まつりでにぎわう市民公園周辺ではできなかったのかなど、議論が十分されていません。
わずかな時間、距離を走るのに900万円もの予算は余りにも高過ぎるのではないかと思います。このことから、この予算に反対をいたします。
次、債務負担行為の補正についてですけれども、学校給食センター調理業務等委託料として3年分6億6132万9000円、
市民プール運営管理事業として、5年分として2億6250万円についてです。
学校給食センターの調理業務委託を引き続き行うというものです。
これまで11校、約6000食を学校給食センターでつくってきました。令和2年度からは緑苑小学校の自校調理を取りやめ、学校給食センターに移行をいたします。
学校給食には、学校給食法で定めている児童生徒の心身の健全な発達に資し、国民の食生活の改善に寄与するとして、食事についての正しい理解と望ましい習慣を養うこと、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと、栄養の改善や健康の増進を図ること、食料の生産・配分や消費についての正しい理解を目指すことなど、教育目的があります。
この仕事を、公の仕事として現場の調理員も担うことになります。経済効率を追求する市場原理に委ねてはいけない分野です。
成長期の子どもたちの体をつくり、心を育む給食です。それを民間に委託すれば、企業は営利のために人件費削減や経費削減など、採算を優先することになり、そのしわ寄せは子どもたちに向けられます。
自校調理の学校は、学校中にいいにおいが漂い、ああ、おなかがすいたな、きょうは何かなと子供たちの期待が高まるのも大事な食育の一環です。
市長は、この学校給食法に位置づけられた学校給食をどのようにお考えなのでしょうか。また1校、学校給食センターへの移行で給食室からのいいにおいを消してしまうことになります。そして、新たな企業と3年間の契約を結ぶことになるかもしれません。
給食調理は、6000食近い食事を数人で制限時間内につくるという経験と熟練の必要な作業です。熟練の技術が必要です。委託費の大半は人件費です。業者が落札しようとする調理員の賃金にしわ寄せされ、熟練の技術者の定着が難しく、長期に勤務して経験を積むことが難しくなります。そうした技術がなくても調理ができるように献立を簡略にしたり、手づくりをやめて加工食品や冷凍食品を多用したりすることも懸念しなければなりません。
学校給食は子供たちの健康と健やかな成長を守るため、よりよい未来のため、今できることで一番よい方法は何かという観点で判断すべきです。
経費削減や民間活力の導入などという観点は、住民の命を守る自治体としてやってはいけない方法だと思います。
民間委託に反対をいたします。
市民プール運営管理事業についても、議第55号と同様の理由で反対をいたします。以上です。
◆副
委員長(
津田忠孝君) 議第40号 令和元
年度各務原市
一般会計補正予算(第3号)について、当
委員会に付託された事項について、賛成の立場で討論します。
航空宇宙博物館施設整備費では、市有地にある当該敷地を空宙博駐車場として整備するもので、この駐車場整備により一体的な管理ができるようになります。
現在、大型イベントと重なった際には駐車場の不足が見られることから、利用者に配慮した有効な事業と評価できます。
社会体育振興費の
負担金は、聖火が象徴する
オリンピックの価値を伝え、東京2020大会に向けた機運を日本全国で高めるために実施される
聖火リレー及びミニセレブレーションに必要不可欠な費用です。また、来る
オリンピックへの関心を呼び起こす役目もあり、
聖火リレーの成功に向け着実に準備を進めていただきますようお願いして賛成討論とします。
○
委員長(
坂澤博光君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
おはかりいたします。議第40号中、当
委員会に所管する事項を原案のとおり可決すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
委員長(
坂澤博光君) 挙手多数であります。よって、議第40号中、当
委員会に所管する事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で当
委員会に付託された案件は全部議了いたしました。
おはかりいたします。
委員会報告書並びに
委員長報告の作成はどのように取り扱いますか。
(「正・副
委員長一任」との声あり)
○
委員長(
坂澤博光君) 正・副
委員長一任との声がありましたので、
委員会報告書並びに
委員長報告の作成は、そのように取り扱います。
以上で
経済教育常任委員会を閉会いたします。
(閉会) 午後2時30分
───────────────────────────
この記録は正当であることを認める。
経済教育常任委員会委員長 坂 澤 博 光...